ARCTURUS アークタウラス PEエディション のETUマニュアル

ARCTURUS アークタウラス PEエディション のETUマニュアル
ARCTURUS アークタウラス PEエディション のETUマニュアル
 

ARCTURUS / アークタウラス AK-12及びAKサブマシンガンのPEエディションに搭載される電子トリガーの操作マニュアル

ARCTURUS( アークタウラス )電動ガンのAK-12、PP-19-01 Vityaz、PPK20の各モデルには、PERUN V3 MOSFET ETUが搭載されたPEエディションがラインナップされております。ARCTURUSで採用されているPERUN V3 MOSFET ETUは専用の電子トリガーとなり、PERUNの標準V3モデルとは操作面・機能面で異なる場合があります。

特にAK-12はセレクターが4ファンクションであったり、ARCTURUSのPEエディション搭載モーターに合わせた初期設定があったりと独自の設定がございますので、本体に同梱されているPERUNのQRコードよりアクセスできるユーザーマニュアルを良くご覧頂くことをオススメします。

本項では上記の英語ユーザーマニュアルを元に翻訳及び実機に基づいた解説の改訂を行った記事となっております。本家マニュアルではよく分からないという方は是非本項もお読み頂ければと思います。

また、PERUN ユーザーマニュアルはAK-12に基づいた解説となり、発射モードの切り替えについてはPP-19-VityazとPPK20では記載内容と異なりますので、その違いについても別途掲載しております。

※本ページは2023年7月現在のPERUN V3 MOSFET ETUについて解説しております。それ以前のモデルや、2023年7月以降にマニュアルの改訂、またはETUの仕様に変更があった場合、記載内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。

※本ページはPERUN X ARCTURUS PE V3 MOSFET User Manualの翻訳をしただけでなく、オルガエアソフトにて取り扱いした経験上から一部追記・書換をしている項目がございます。メーカーによる記載を確認したい場合は、お手数ですが本体に同梱のQRコード、及びURLよりPDFマニュアルをご覧ください。

PERUN X ARCTURUS PE V3 MOSFET User Manual 英語版原本はコチラ

 

PERUN X アークタウラス PE V3 MOSFET ユーザーマニュアル

本書はPerun Airsoft社製 PE V3 MOSFET ETU搭載 アークタウラスAK12 及び PP-19-01 Vityaz Ztac SP1、PPK20 電動ガンのETU(電子トリガーユニット)設定マニュアルです。ETUの操作方法や設定項目、トラブルシューティングについて解説しております。

目次

推奨バッテリー
ETU設定の変更
ETU設定機能詳細
発射モード切り替え
アクティブブレーキ設定
プリコック設定
発射レート低減設定
トリガー感度設定
バッテリー警告
リセット機能

故障診断機能
モーター断線/センサーチェック
ヒューズ機能作動
ギアボックスのサイクル検出不良
ユニット温度上昇
未対応バッテリーの接続(電圧が低い場合)
未対応バッテリーの接続(電圧が高い場合)
メイントランジスタまたはドライバの損傷
バッテリー電圧検出システムの異常
ユニット外からの磁力検出

センサーチェック機能
モーター断線/センサーチェックモード時
セレクターを「SAFE」に切り替える
セレクターを「AUTO」に切り替える
セレクターを「BURST」に切り替え(AK12のみ)
セレクターを「SEMI」に切り替える
トリガーを引く
セクターギアの回転

トラブルシューティング
セミオートがバーストする
本体が動作せず、LEDの光やビープ音も確認できない
バッテリーやモーターが異常に熱くなる
射撃しようとしても本体が反応しない
意図しないバーストが起きたりバーストでセミになるがエラーを検出しない
本体近くに磁石がないにもかかわらず、ユニット外からの磁力検出エラーが起きる
発射レート低減を設定すると電子ヒューズが作動または本体が動作しない


 


アークタウラス PEエディション 推奨バッテリー

PE V3 MOSFET ETUは、7~17Vの電圧を供給し、本体のスムーズな動作に充分な電流を供給できる電源であれば、どのようなバッテリーでも動作します。公称電圧が7.4V、11.1V、14.8VのLi-PoバッテリーやLi-Ionバッテリーで、可能な限りCレートと容量が大きいバッテリーがメーカー推奨となります。

ただし、バッテリースペースや、ETU設定とバッテリーの相性により意図しないオーバーランでセミオートがバーストする可能性があり、細かな設定変更を不要とする方については7.4Vのリポバッテリーを使用する事をオススメします。


 


アークタウラス PEエディション ETU設定の変更

ETU設定機能を立ち上げるには、バッテリー接続後に以下の操作を行ってください。

AK-12など、セレクターファンクションが4ポジションの場合
セレクターを「SEMI」→「2RD BURST」→「SEMI」→「2RD BURST」→「SEMI」と素早く切り替えます。

VityazやPPK20など、セレクターファンクションが3ポジションの場合
セレクターを「SEMI」→「FULL」→「SEMI」→「FULL」→「SEMI」と素早く切り替えます。

ETU設定機能が立ち上がるとビープ音とともにトリガーの前にあるレシーバーの隙間からLEDの点灯が確認できます。うまく立ち上がらない場合は、バッテリーを接続し直して再度同様の操作を行ってください。

ETU設定機能が立ち上がると最初に「発射モードの切り替え」が選択された状態(緑色LED点灯)になり、セレクターレバーを2ポジション間で切り替えるたびに設定項目が進んでいきます。トリガーを引くと選択中の設定項目の有効、無効、レベル設定の変更等が行えます。

LEDの色を視認し、現在どの設定項目にあるかご確認いただきながら操作を行ってください。セレクターを操作し続け全ての設定項目を1巡すると、ETU設定機能が終了し通常のBB弾発射可能な状態に戻ります。

アークタウラス PERUN ETU プログラムスキーム


 


アークタウラス PEエディション ETU設定機能詳細

発射モード切り替え:LEDカラー>グリーン

発射モード切り替えでは、SEMI、FULL、2点バースト、3点バーストの4モードから、セレクターの発射モードの組み合わせを選択することができます。選択できる組み合わせは以下となります。

AK-12の場合
OFF(標準):SAFE > AUTO > 2点バースト> SEMI
  モード1:SAFE > AUTO > バイナリー > SEMI
  モード2:SAFE > 3点バースト > バイナリー > SEMI
  モード3:SAFE > SEMI > SEMI

PP-19 Vityaz、PPK20の場合
OFF(標準):SAFE > AUTO > SEMI
  モード1:SAFE > 3点バースト > SEMI
  モード2:SAFE > バイナリー > SEMI
  モード3:SAFE > SEMI > SEMI

バイナリーとは、トリガーを引いたときと離したときにそれぞれ1発発射されるモードです。1回のトリガー操作で2発発射されることになります。

LEDが緑色に点灯しているとき、ビープ音がしない場合は「OFF(標準)」モードとなっています。モード1~3に設定されている場合は、モードの数字分のビープ音がします。


 

アクティブブレーキ設定:LEDカラー>ブルー

アクティブブレーキとは、BB弾発射後に逆電流を掛けてモーターを停止させる機能です。電流を止めただけではオーバーランしてしまうモーターを強制停止し、メインスプリングの常時圧縮状態防止や、サイクルの速いセッティングで起きやすいセミオートでのバーストショットを防止します。

ブレーキのレベルは1(弱)から5(強)までの5段階と、ブレーキ無効の6つから選択できます。メインスプリングやギア、バッテリーなど、セッティングやパワーによって必要な制動力が変わってきますので、状況に応じて適宜調整してください。

不必要に強いレベルに設定しますと、モーターブラシの寿命が低下したりモーターやバッテリー、ETUの発熱が強くなりますので必要がない限りは無効またはなるべく低レベルで使用してください。

LEDが青色に点灯しているとき、ビープ音がしない場合はアクティブブレーキが無効です。レベル1~5に設定されている場合は、レベルの数字の回数ビープ音が鳴ります。

参考:メインスプリングの解放
通常のBB弾発射可能状態の時、セミオートに切り替えトリガーを引き1回発射動作をさせた状態でトリガーを引きっぱなしすると、5秒後にアクティブブレーキが最大の状態でもう1発発射動作が行われます。これによりメインスプリングが解放された状態となります。メンテナンス頻度を少なくできるよう、エアガン使用後は保管する前にこの機能を使用することをお勧めします。

注意:プリコック機能との併用はできません
プリコック機能がONに設定されている場合、アクティブブレーキ設定の有無にかかわらずプリコック機能が優先されます。ただし、プログラムされたアクティブブレーキ設定はメモリーに保存されており、プリコック機能をOFF(無効)にすると再度アクティブブレーキが有効となります。


 

プリコック設定:LEDカラー>イエロー

プリコックとは、ピストンを後方位置(メインスプリングが圧縮された状態)でキープし次弾の発射を最短で行う機能です。これによりトリガーを引いてからBB弾発射までの時間が短縮され、的確なセッティングを行えばガスブロやトレポンと同等以上のレスポンスを得ることができます。ゲームにおける至近距離での撃ち合いに有効な機能です。プリコックを有効にしている間はアクティブブレーキの設定は無効となります。

ピストンがわずかに後方に引かれる1(弱)から、ピストンが完全に後方に引かれる8(強)まで8段階のレベルと、プリコック無効の計9段階から設定可能です。ハイサイクルカスタムなどを行っている場合、プリコックレベルが高くなるとセミオートで意図せぬバーストにつながることがあります。その場合はプリコックレベルを下げてご使用ください。

LEDが黄色に点灯している時、ビープ音がしない場合はプリコックが無効です。レベル1~8に設定されている場合は、レベルの数字の回数ビープ音が鳴ります。

参考:メインスプリングの解放
プリコック機能を使用するとメインスプリングが圧縮された状態でキープされるため、そのまま保管するとヘタリにより寿命が短くなります。スプリングを解除するには、通常のBB弾発射可能状態の時にセミオートに切り替えトリガーを引き1回発射動作をさせ、そのままトリガーを引きっぱなしすると5秒後にアクティブブレーキが最大の状態でもう1発発射動作が行われます。これによりメインスプリングが解放された状態となります。メンテナンス頻度を少なくできるよう、エアガン使用後は保管する前にこの機能を使用することをお勧めします。


 

発射レート低減設定:LEDカラー>ホワイト

発射レート低減設定では、標準で最速となっているフルオート及びバーストモードのサイクルを低下させることが可能です。発射サイクルは5段階に速度を落とすことが可能で、1が最も軽減率が低く(サイクルが速い)5が最も軽減率が高く(サイクルが遅い)なります。

セミオート時とバースト時の初弾については、トリガーレスポンスを維持するため発射レート設定が無効となります。

LEDが白色に点灯しているとき、ビープ音がしない場合は発射レート低減が無効であることを意味します。1~5に設定されている場合は、レベルの数字の回数ビープ音が鳴ります。


 

トリガー感度設定:LEDカラー>パープルイエロー交互点灯

トリガー感度設定では、トリガーの反応ポイント(しきい値)とトリガーブレイクポイント(しきい値からどこまで戻すと次弾発射可能となるか)のトリガートラベル量を調整できます。レベル1(低)はトリガーの引き代と戻し量が長く、レベル5(高)は短くなります。

LEDが紫と黄に交互に点灯しているとき、1~5の設定に応じてレベルの数字の回数ビープ音が鳴ります。

参考:プログレッシブ・トリガー
セミオート時、PE V3 MOSFETはプログレッシブ・トリガー起動方式を採用しています。トリガー感度調整にて設定するのは、現在のトリガー位置から「どのくらい引いたら発射するか」と「どのくらい戻したら再び引けるか」の距離であり、トリガーがどの位置にあってもその距離は変わりません。

つまり、トリガーの反応ポイント(しきい値)とブレイクポイントはトリガーの物理的な位置に合わせて移動します。

①トリガー感度レベルを高く設定した場合:
少しトリガーを引くだけでも後ろに遊びを残した状態でBB弾が発射されます。
逆にトリガーを遊びが無いほど引ききった状態では、トリガーを少し戻すだけでも前方に遊びを残した状態で再度トリガーを引くことでBB弾が発射されます。

トリガーがどのような位置にあっても、少しのトリガートラベル量で素早いセミオート射撃が可能になります。

②トリガー感度レベルが1~2の場合:
トリガーの反応ポイント(しきい値)とブレイクポイントの距離が長いため、一定の距離までトリガーを戻す必要があります。実銃と同じように、毎弾同じトリガー位置で発射され同じ位置まで戻さなければ次弾が反応しないリアリティのある設定となります。


 

バッテリー警告:LEDカラー>シアン

Li-PoおよびLi-Ionバッテリー使用時、1セルあたりの電圧が3.7Vを下回るとアラーム音によりユーザーにお知らせします。更に1セルあたりの電圧が3.2Vを下回るとMOSFETの電源がオフになり、本体は作動しなくなります。

MOSFETユニットでは自動的にバッテリーのセル数を検出し、安全に使用できる電圧値の範囲を判断します。リチウムポリマーまたはリチウムイオン以外のバッテリーを使用する場合は、この機能を無効にしてください。

また、本機を使用中にバッテリー交換の必要性が生じた場合は、15秒ごとに短いビープ音でお知らせします。各セルの電圧が3.2Vまで低下すると、過放電を防止するため水色と黄色のLEDが交互に点滅してお知らせます。

設定時は、LEDが水色に点灯しているとき、ビープ音がしない場合はバッテリー警告機能が無効となっています。ビープ音がする場合は有効に設定されています。


 

リセット機能:LEDカラー>レッド

リセット機能を使用すると、ETUの設定を工場出荷時の状態に戻すことが可能です。リセットを実行するには、LEDが赤色に点灯している状態でトリガーを2秒間引き続けます。長いビープ音が鳴ると工場出荷時の設定に戻っています。

工場出荷時及びリセット機能を使用した後、ETUは以下の状態に設定されています。
    発射モード:OFF(標準)
アクティブブレーキ:レベル 2
    プリコック:無効
  発射レート低減:無効
   トリガー感度:レベル3
  バッテリー警告:有効


 


故障診断機能

アークタウラスに搭載される PE V3 MOSFETは、万が一トラブルが発生した場合にその原因を突き止めるための診断システムを備えています。バッテリーを接続した後ユニットが起動チェックを行い、電動ガン本体が動作可能であることを確認します。この起動チェックが正常に終了すると、LEDが緑色に短く点滅します。

診断システムが本体の問題を検知した場合、以下の項目についてユーザーにお知らせます。


 

モーター断線/センサーチェック:LEDカラー>イエロー点滅

モーターに異常があり通電しない場合、LEDが黄色に点滅します。

またこの機能はカスタムやメンテナンス時、モーターを取り付ける前にトリガーの診断ツールとしても使用できます。モーターを設置しない状態でトリガーを引くと、その間のみLEDが紫色に点灯します。メカボックスの組み立て時、トリガーが正しく設置できているかの確認にご使用ください。

モーターを再接続すると、ユニットが正常に機能します。


 

ヒューズ機能作動:LEDカラー>レッド点灯または点滅

ヒューズ機能は、電気系統のショート(LEDの赤色点灯)とメカボックスのギアロック(LEDの赤色点滅)を検知した際に作動し、電動ガンの機能をストップさせます。

ただし、ショートとギアロックの判断は難しく、ヒューズ機能作動時の状況によりLEDの点灯または点滅がそれぞれ逆の事象を誤って読み取る場合があります。バッテリー接続時にこのエラーが発生した場合は、配線とギアロック双方に問題がないか確認してください。

トラブルが解消されると、バッテリー再接続時にユニットは正常に始動します。


 

ギアボックスのサイクル検出不良:LEDカラー>イエローグリーン交互点灯

PE V3 MOSFETはセクターギアの回転をセンサーにて検知し、セミオートであれば1周、バーストであれば規定周、フルオートであればトリガーを離したあとの検知にてセクターギアを止めます。

BB弾を発射した際、セクターギアが回転しきったことをユニットが検知できない場合はある程度の時間経過後、電動ガンの動作をストップさせます。

本エラーが検知された際は、ギアやセンサーが損傷していないか、ギアがセンサーに対して正しくセットされているか確認してください。


 

ユニット温度上昇:LEDカラー>イエローホワイト交互点灯

ETUユニット(電子基板)が一定の温度を越えるとエラーを検出して動作をストップさせます。安全のため、ユニットの温度が下がるまでは電動ガンは使用できません。


 

未対応バッテリーの接続(電圧が低い場合):LEDカラー>イエローシアン交互点灯

PE V3 MOSFET ETUは電圧7V未満のバッテリーには対応しておりません。7V未満のバッテリーが接続された場合、エラーを検出して動作をストップします。電圧が7~17Vのバッテリーを使用してください。


 

未対応バッテリーの接続(電圧が高い場合):LEDカラー>レッドシアン交互点灯

PE V3 MOSFET ETUは電圧17V以上のバッテリーには対応しておりません。17V以上のバッテリーが接続された場合、エラーを検出して動作をストップします。電圧が7~17Vのバッテリーを使用してください。


 

メイントランジスタまたはドライバの損傷:LEDカラー>レッドイエロー交互点灯

電子基板のメイントランジスタまたはドライバの破損を検出すると動作をストップさせます。修理が必要となりますので販売店または代理店にお問合せうえ、ユニットを指定の場所まで返送してください。


 

バッテリー電圧検出システムの異常:LEDカラー>レッドホワイト交互点灯

電子基板のバッテリー検出システムが故障していると、安全のため動作をストップさせます。修理が必要となりますので販売店または代理店にお問合せうえ、ユニットを指定の場所まで返送してください。


 

ユニット外からの磁力検出:LEDカラー>レッドパープル交互点灯

PE V3 MOSFET ETUはトリガーの検知にマグネットを使用しています。トリガーマグネット以外の磁力がセンサーによって検出されると正常な動作を妨げる可能性があり、安全のため動作をストップさせます。ユニット外の磁力が取り除かれない限りユニットはブロックされ続けます。


 


センサーチェック機能

電動ガンのメンテナンスやカスタム時、モーターを取り外すことで簡単に各センサーのチェックをすることができます。正しくセッティングできているかの確認にご利用ください。

電動ガン本体にバッテリーを接続した時、モーターが取り外されているとLEDが黄色に点滅し、センサーチェック機能が有効であることを示します。その後、セレクター、トリガー、セクターギアの各センサーが正しく動作していると対応するLEDカラーにて1回点滅してお知らせします。

注意:
・センサーチェック機能を利用する際は、バッテリーを接続する前に先にモーターを取り外す必要があります。
・センサーチェックモードは機能利用開始後5分間で自動的にシャットダウンします。
 再起動するにはバッテリーを再接続してください。


 

モーター断線/センサーチェックモード時:LEDカラー>イエロー点滅

モーター配線が接続されておらずセンサーチェックモードが働いている間は、5分間LEDが黄色に点滅し続けます。この状態はまだセンサーは何も検知していない状態です。


 

セレクターを「SAFE」に切り替える:LEDカラー>ホワイト

セレクターを操作し「SAFE」に切り替えると、LEDが白色で1回点滅します。


 

セレクターを「AUTO」に切り替える:LEDカラー>レッド

セレクターを操作し「AUTO」に切り替えると、LEDが赤色で1回点滅します。


 

セレクターを「BURST」に切り替え(AK12のみ):LEDカラー>シアン

セレクターを操作し「BURST」に切り替えると、LEDが水色で1回点滅します。バーストファンクションがないPP-19-00 VityazやPPK20には該当しません。


 

セレクターを「SEMI」に切り替え:LEDカラー>ブルー

セレクターを操作し「SEMI」に切り替えると、LEDが青色で1回点滅します。


 

トリガーを引く:LEDカラー>パープル

トリガープルを検出すると、LEDが紫色で1回点滅します。


 

セクターギアの回転:LEDカラー>グリーン

セクターギアの動きを検出するとLEDが緑色に点灯します。

参考:
トリガーとセレクターのセンサーチェックは、それぞれトリガーを引くかセレクターを操作するだけで行えます。電動ガンの分解は必要とせず、モーター配線の取り外しのみで行うことが可能です。

セクターギアのセンサーチェックは、ギアボックスを開け電子基板とセクターギア以外のすべての部品を取り外して行うことを推奨します。セクターギアを手動で回転させ、セクターカムがセンサーを通過するときにLEDの色が緑に変わるか確認します。

注意:
ギアそれぞれのシムはデフォルトの状態をキープできるようご注意ください。シムの厚みが変わるとセンサーの正常な機能に影響を与える可能性があります。


 


トラブルシューティング

セミオートがバーストする

発射モードが「SEMI」にもかかわらず2点バーストなどが発生する場合、セクターギアがオーバーランを起こしています。メインスプリングの強度に対しモーターとバッテリーがオーバーパワーであることが原因です。

対策1:
アクティブブレーキを有効にし、プリコックを無効にしてください。既にアクティブブレーキが有効な場合は、レベルを上げてください。

対策2:
プリコックレベルが高すぎるためレベルを下げてください。レベル1でもバーストする場合は対策1の方法を取ってください。

対策3:
対策1、2でもバーストが解消しない場合はトリガー周りの故障が考えられます。
カットオフレバーや接点のチェックを行い、必要があれば交換を行ってください。

その他:
物理的な故障が見られず、設定による調整も難しい場合は7.4Vのバッテリーをご使用ください。11.1V以上のバッテリーを使用する場合、デフォルトの設定ではオーバーランを起こしやすくなります。


 

本体が動作せず、LEDの光やビープ音も確認できない

電動ガン本体やPE V3 MOSFET ETUに何かしらの異常があった場合でも、バッテリー接続時に何も反応しないということはありません。そのため、電子基板が一切反応しない場合はバッテリーコネクターやバッテリー配線の問題が考えられます。

信頼性の高いメーカー品でないバッテリーの場合、質の悪いディーンズ端子などで接触が悪い可能性があります。メーカー品のバッテリーに交換して再度接続してください。また、ARCTURUS日本国内版はタミヤミニの変換コネクターが同梱されています。変換コネクターの断線やタミヤミニコネクター周りにも断線が発生していないか確認してください。


 

バッテリーやモーターが異常に熱くなる

バッテリー容量(mAh)またはCレートが低すぎる:
バッテリーの容量や取り出し電流が小さい場合、バッテリーそのものに負荷が掛かり通常よりも大きく発熱してしまいます。バッテリー容量またはCレートが大きいバッテリーをご用意ください。

モーターが弱い:
デフォルトで採用しているモーターよりもスペックの低いモーターにカスタムしてしまうとモーターが発熱しやすくなります。より強力なモーター(できればネオジム磁石以上のもの)に交換してください。

過度な摩擦抵抗によるモーター負荷の増加:
ギアのシム調整不備、モーター取り付け角異常によるピニオンとベベルギアの抵抗増加など、ギア類の摩擦抵抗が過度に高くなっているためモーターに負荷が掛かっている可能性があります。ギアの回転に問題がないか確認してください。

モーター/ギア比/スプリングの組み合わせにより多くの電流を必要としている
ハイスピードモーター、ハイスピードギアに強力スプリングを組み合わせてしまうなど、大きなパワーを必要とするセッティングとしている場合にモーターやバッテリーが熱くなりやすくなります。トルク型モーターの使用や高比率のギア、ノーマル程度のメインスプリングを使用するなど、負荷の掛かりにくいセッティングに変更してください。


 

射撃しようとしても本体が反応しない

トリガーを引いても電動ガンが無音のままか、短く振動し緑色のLEDが表示されビープ音が1回鳴る場合、以下どちらかの原因が考えられます。

原因1:
ギアロックや配線のショートが発生しているにもかかわらず、バッテリーの電力低下や接続不良検知が優先され電子ヒューズが適切に作動せず、電圧降下によるユニットリセットが発生しています。
ギアロックの解消や配線のショートを修理してください。

原因2:
電動ガン本体のセッティング対し、使用しているバッテリーが弱すぎます。より高出力のバッテリーを使用してください。または本体のセッティングを見直してください。


 

意図しないバーストが起きたりバーストでセミになるがエラーを検出しない

意図した射撃数(セミ、バーストなど)に対し、実際の発射数が多い、または少ないにもかかわらずエラーを検出しない場合、セクターギアに問題がある可能性があります。

原因1:
セクターギアがセンサーラインに近すぎる場合は、電子基板の固定ネジを緩め可能な限り右に動かして再度固定してください。

原因2:
セクターギアが汚れすぎていて適切な読み取りができない場合は、余分なグリスを取り除いてください。


 

本体近くに磁石がないにもかかわらず、ユニット外からの磁力検出エラーが起きる

トリガー以外の磁石が電動ガン本体に磁力の影響を及ぼしていないにもかかわらず、ユニット外からの磁力検出エラーが起きる場合は、以下を確認してください。

原因1:
バッテリー接続時にトリガーが引かれていた場合、トリガーセンサーが正常に働きません。バッテリー接続時はトリガーに触れないようにしてください。

原因2:
トリガーの横方向の遊びが大きいとセンサーが正常に働きません。トリガーが前後にだけ動くようシム等で調整を行ってください。

原因3:
何かしらの原因によりトリガーの動きが妨げられ、トリガーを放したときに0位置まで戻らない場合、エラーが発生する可能性があります。トリガーが0位置から引ききるまで自由に動き、0位置までの戻りも完全に妨げられないことを確認してください。特にトリガー抵抗の問題がない場合は、より強力なトリガースプリングに交換することで解決する場合もあります。


 

発射レート低減を設定すると電子ヒューズが作動または本体が動作しない

発射レート低減機能を設定した時に、電子ヒューズが作動したり本体が全く動作しなくなる場合、現在のセッティングに対しモーターにギアを回すパワーがない状態です。(2発目以降の電流量を落として回転数を下げるが、結果的にトルクも弱くなるため。)

その場合は発射レート低減のレベルを下げるか、機能を無効にしてください。

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